加茂高を甲子園へ!野球部監督:土井先生インタビュー

2016年09月22日

最近の加茂高野球部はすごいらしい

「最近の野球部はちょっとすごいらしい」
夏の大会、2年連続初戦突破。この秋の大会で、関商工に勝ち帝京大可児に引き分けるなどの快進撃。県内県外の有力校との練習試合でも好成績をあげだしてきている加茂高校野球部。
その野球部を去年より率いている土井誉仁(どい・たかひと)先生(地歴公民科教諭)にお話を伺ってきました。

プロフィール・略歴

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神奈川県出身、立教大学卒です。大学在学中(20歳)の時に母校である県立高校の野球部監督に就任したのが、高校野球監督としての始まりです。
そして大学卒業後、私立・山手学院高等学校(神奈川)の野球部監督に就任し、以降20年にわたり指導しましたが、神奈川県の約200校の中で上位へ数度導いたこともありました。

夢に向かって努力することの大切さ、努力すれば夢は叶うこと。
このことを野球を通じて子どもたちに伝えることを念頭に指導しています。

どうして加茂高へ?

監督としても甲子園への夢は強くあり、43歳の時に、神奈川を出てその可能性がある地域に移ることを決断しました。その候補としてあがったのが岐阜県で、公立高校でも甲子園が目指せる地域であると感じたからです。
そこから1年浪人して岐阜県の教員採用試験を受験し、44歳で採用試験に合格、加茂高に着任することとなりました。ちなみに単身赴任中です。

加茂高着任が決まって

「県立の普通科進学校で、野球部の強い学校が出てくれば、岐阜県の子どもたちにも夢が広がる」
これは教員採用試験のときから強く訴えてきたことです。
そういった意味で、「文武両道」を掲げる加茂高に決まった時は、求めていた学校だと思いました。
※注釈 県立の教員のため、採用試験合格後どこに着任するかは不明でした

着任当初の野球部の印象

真面目で素朴な子が多い印象でした。その上で勝負に対する執着心や人と競う強い気持ちがあれば、可能性があるのではないかと感じました。

甲子園で優勝するためのチーム作り① 「Go BLUE!」

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技術の前に、まず意識改革に取り組んでいます。
「やればできる」
「自信を持つ」
「甲子園にいく・優勝することを本気で信じる」
これらの意識を高めるために「Go BLUE!」を合言葉にしました。
意味は、前へ出る、前にすすむ。BLUEは加茂高のスクールカラーから。
監督との挨拶は必ず「こんにちは!Go BLUE!」と交わすようにしています。
それから公式ユニフォームでは使えないのですが、練習用のユニフォームにも「Go BLUE!」の文字をいれています。

甲子園で優勝するためのチーム作り② 「勝つための練習を」

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加茂校野球部に必要なのは、野球がうまくなる練習だけではなく、試合に勝つための練習をすることだと考えています。
言い方は悪いかもしれないが、試合に勝つための「ずる賢さ」をもっと身につけてほしい。
勉強でいえば、知識を身に付ける勉強をするだけではなく、大学合格するための受験対策を徹底的にやるのと同じことではないでしょうか。

甲子園で優勝するためのチーム作り③ 「とにかく実戦練習」

「勝つための練習」を実践するために、練習は基本的に実戦形式で行うようにしています。
週に4-5日は、前平公園野球場やKYBスタジアムで紅白戦を行っています。
そして紅白戦後に反省点などの洗い出しをすることで、実戦で必要な力や技術、経験を身につけます。
グラウンドを広く使用できる朝練も重要。ここでも実戦を重視した練習をしています。

甲子園で優勝するためのチーム作り④ 「県外の強豪校との練習試合」

神奈川時代の人脈をつてに、県外の強豪校との練習試合も積極的に行っています。
甲子園でも活躍している、いなべ総合・創価高校・日大三島・中越高校・日本文理などとも練習試合を行います。
もちろん生徒たちは最初びっくりしていましたし、今でも若干物怖じをしているところはありますが、相手も同じ高校生であることを知ることができたのではないでしょうか。

強くなるには「恥をかくこと」が大事。加茂高生は「恥をかくこと」を恐れすぎている感があります。
でも、恥をかいたら、コノヤロー!と奮起して強くなるための練習ができるだけの真面目さや勤勉さを持ち合わせているとも思います。
強豪校の子たちはそこで折れてあきらめてしまう子が多いのですが、そこが加茂高生の強みではないでしょうか。

※注釈 平成30年の創立70周年記念試合も開催予定で、強豪校との試合を計画しています。

今年(2016年)の加茂高野球部について

8月に県立岐阜商業と練習試合を行い3-2で惜敗でした。「二軍戦ですか?」とも聞かれたりもしましたが、ちゃんと一軍と勝負した結果です。
秋季中濃飛騨地区高校野球大会(リーグ戦)では、関商工に4-2で勝利、帝京可児に4-4で引き分けなどの好成績をあげることができ、21校中4位に。リーグ戦を勝ち抜いた32校が参加する県大会に出場決定しました。

2017年について

秋季大会の好成績もあり、2017年春季大会ではシード権を獲得。強豪校との対戦が後になります。
また今の2年生(2017年は3年生)に、県下で注目を浴びている投手もいるので、ぜひ期待してほしいですね。

目標について

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「目標は甲子園優勝」と生徒に伝えています。負けることを前提とした目標は立てません。
私としては甲子園出場は現実的な道筋が見えている目標であると思っています。
いまの体制が継続できれば、来夏、あるいは少なくとも数年のうちにそのチャンスはやってきます。
あとはそのときにチャンスをものにできる実力があるかどうか。
そのときのためにいま練習を積み重ねているところです。

教育方針に関しては岐阜県の方針に従い、加茂高伝統の上に立って「郷に入ったら郷に従え」で行っていますが、こと野球に関して、今やっている練習は神奈川の強豪校との試合の中で培ったノウハウを存分に持ち込んでいるつもりです。
目標達成するためにも、練習を信じてついてきてほしいです。

加茂高の可能性を「本気で信じてほしい」

加茂高にやってきて感じたことは、加茂高は地元を代表する高校であり地域の皆さまがすごく注目してくれているということです。
でもこれまでは「加茂高が甲子園に行く」ということを本気で信じていた人がどれだけいたでしょうか。
しかし、かつては加茂高もベスト4へ行ったり東海大会も出場しています。その時のがした魚を捕まえにいきたい。

今年になり強豪校に勝つことも増えてくるにつれ、周囲からの注目度や期待度がどんどん高くなってきていることが伝わってきており、それが力にもなっています。
ですので、これからも「本気で」加茂高の可能性を信じて応援していただければと思います。

生徒へのメッセージ

自信を持て、一歩前へ出ろ、と伝えたいですね。
いま加茂高は有名な強豪校ではないかもしれないが、それを言い訳にしないでほしいです。
相手も同じ高校生であり、公立であろうと私立であろうと、努力すれば夢が叶うことを信じてほしい。
そのことを野球を通じて学んでほしい。
それは野球だけではなく勉強も同じことかと思います。

保護者・ご家族および関係者・地域の皆さまへ

加茂高野球部は、いま本気で甲子園を目指しています。そして目指せる学校です。
そしてこれからもそんな学校であり続けてほしいと思っています。
皆さまもそれを本気で信じて暖かく応援していただきたいです。

インタビュー後記

お忙しい中、土井先生には50分近くもの間、熱く思いを語っていただきました。
こちらからの質問に、すべてよどみなくお答えしていただき、甲子園優勝に向けて普段より深く考えられていることが伝わってきました。

「信じるものは救われる」といいますが、自分が信じていないことを実現することは不可能ではないでしょうか。
土井先生は甲子園への夢を本気で信じて、そのためにできることを本気で実行されています。
そんな姿を見て、私も本気で信じてみようと思わず思ったインタビューでした。
ぜひ皆さまも甲子園の夢を本気で信じてみませんか?

加茂高校野球部の活動内容や応援メッセージは、加茂高校野球部を甲子園に出場させる会のホームページもご利用ください。

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